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★AIで会社の仕事は効率的になる?研究の数字で見る効果と、自社での測り方

9 分前
読了時間: 8分

ChatGPTなどのAIを使い始めて

仕事は本当に楽になったのか。



「便利そうだけど、

うちでは効果がよく分からない」

そう感じている経営者の方は

少なくないかもしれません。


この記事では、

公開されている調査・研究・事例の

数字を確かめながら

「効率的になる場面」と

「ならない場面」を整理します。


最後に,自社で1週間だけできる

効果の測り方もまとめます。


有料のツールがなくても、始められます。


この記事の内容


- 日本の企業は、どのくらいAIを使っているか

- 研究でわかった「効く仕事」と「効きにくい仕事」

- 公開されている導入事例(大企業と従業員80人の会社)

- 効く場面・効きにくい場面の整理

- 自社で確かめる3ステップ

- よくある勘違い3つ



効率的になるかは「仕事の種類」と「測り方」で変わる


先に結論です。


「必ず効率的になる」とも「効果はない」とも

言い切れません。


研究の数字は

仕事の種類や、使う人の経験によって

かなり違っていました。


しかも、本人は速くなったと感じていても、

実測では逆だった研究もあります。


だから大切なのは、

他社の数字をうのみにせず、

自社の仕事で測ることです。


##

日本の企業は、どのくらいAIを使っているのか


総務省の「令和7年版 情報通信白書」に

企業の生成AI活用方針の調査があります。


「積極的に活用する」

または「利用領域を限定して活用する」

という方針を定めている日本企業は

2024年度調査で49.7%でした。


2023年度調査は42.7%でしたので

1年で増えています。


白書は、米国・ドイツ・中国と比べて

日本は低い水準だと整理しています。


※ これは「方針を定めている割合」です。

 実際に効果が出ている割合ではありません。



研究①:問い合わせ対応では、解決件数が平均14%増えた


ある企業のカスタマーサポート担当者

5,179人を対象にした研究です。

(全米経済研究所の論文。のちに経済学の専門誌に2025年掲載)


AIの支援ツールを使えるようになると

1時間あたりに解決できる件数が

平均で14%増えました。


内訳を見ると

経験が浅い人・スキルが低い人は34%増。

経験豊富な人への影響は

小さかったと報告されています。


つまり

「新人の底上げ」には効きやすく

ベテランへの効果は小さいという結果です。


研究②:文章づくりでは、作業時間が約40%短くなった


MIT(マサチューセッツ工科大学)の

研究者による実験です。


マーケター、助成金ライター、

コンサルタント、人事など、

大学卒の専門職453人が、

業務を想定した文章づくりに

取り組みました。


ChatGPTを使ったグループは、

作業時間が約40%短くなり、

第三者の評価による品質も18%高くなりました。


ただし、研究者自身が、

次の限界を述べています。


● 出力の正確さは評価していない

● 課題は、実際の業務そのものではない

● 実務では、事実確認や指示づくりに

 時間がかかるため、効果は

 実験より小さくなる可能性がある


「下書きは速い。でも確認は人の仕事」

ということです。


研究③:逆の結果も。経験豊富な開発者は19%長くかかった


AIの評価を行う非営利の研究機関

METRが、2025年7月に公表した研究です。


大規模なオープンソースの開発に

長く関わってきた経験豊富な開発者16人が

実際の課題246件に、AIを使う・使わないで取り組みました。


AIを使える課題は、

完了まで19%長くかかりました。


開発者は、事前には

24%速くなると予想していて、終わったあとも

20%速くなったと感じていました。


研究者は、この結果が

ソフトウェア開発に限られ、

2025年初めのツールで、

人数も16人と少ないことから、

「AIは仕事を遅くする」と

一般化はできないと述べています。


その後の追加調査についても、

METR自身が「解釈が難しい」としています。


ここから言えるのは、

体感と実測はズレることがある、

ということです。


公開されている導入事例


ここからは、公式発表・公開記事の数字です。

算出方法の詳細までは確認できていません。

同じ効果が出るとは限らない点にご注意ください。


パナソニック コネクト(大企業の例)


社内AIアシスタント「ConnectAI」について

2026年7月に2025年度の実績が

公式に発表されています。


● 削減時間:78.8万時間

 (年間総労働時間の3.4%に相当)

● 利用回数:361万回

● 1回あたりの削減時間:33分

● 月間ユニークユーザー率:61%


岡田研磨(石川県・従業員80人)


中小機構の「J-Net21」に

2025年7月に掲載された事例です。


● AIとの日本語の対話で、

 社内の業務アプリ約20種類を内製

● 会社全体の労働時間を月330時間削減

● 紙をA4換算で月5,600枚削減


数字の算出方法は記事に

書かれていませんでした。


一方で、課題も載っています。


紙に慣れたベテランの反発があり、

タブレットが工場で

使われなくなったこともあったそうです。


解決の鍵は「現場を楽にする」こと。

AIとの対話は、通算で約1,000時間

(本人の推定)かかったとのことです。


また、AIを使いこなせる人を、

社内に1人でも持っておくことが

大事だという見解も示されています。


効く場面と、効きにくい場面の整理


ここまでの研究・事例から、

筆者が整理したものです。

(事実ではなく、解釈です)


効きやすいと考えられる場面


① 型のある文章の下書き

 (返信文、要約、投稿案など)

② 経験が浅い人の作業の底上げ

③ 案を、たくさん出したいとき


効きにくい・注意が必要な場面


① 事実確認が欠かせない内容

 (確認の時間が、かえって増える)

② 経験者が慣れた領域の複雑な作業

③ 現場が使いにくいまま、導入だけした場合


自社で確かめる3ステップ(1週間)


ステップ①:仕事を書き出す(30分)


今週やっている仕事を10個、

紙に書き出します。

それぞれ「1回の時間」と

「週に何回か」も書きます。


ステップ②:1つだけAIで試す


最初は1つで十分です。

たとえば、

問い合わせへの返信の下書き。

投稿案づくり。


お客様の個人情報や、

取引先の名前は入れないでください。


ステップ③:前と後を測る


「AIで作る時間」だけでなく、

「人が確認・修正する時間」まで

含めて測ります。


目安の式です。

(使わなかった時の分数 − 使った時の分数)

× 月の回数 ÷ 60 = 月の削減時間


差がほとんどなければ、

その仕事は、今は

AIに向いていないのかもしれません。

それも、大切な分かり方です。


SNS運用や会社の数字の見直しには向いているのか


SNS投稿の下書きや、

過去の投稿の振り返りは、

型のある文章づくりに近く、

試しやすい場面だと考えられます。


会社の数字の見直しも、

月に1回、決まった形で

振り返るなら、使いやすいでしょう。


ただし、

使えば問い合わせが増える、

とは言い切れません。

まずは3ステップで測ってから、

続けるかを決めるのがおすすめです。


よくある勘違い3つ

勘違い1:導入すれば全員が速くなる

研究では、経験が浅い人に効き、

経験者には小さい、という結果でした。


勘違い2:速くなった気がする=速くなった

体感と実測がズレた研究があります。

まず測りましょう。


勘違い3:大企業の数字が、そのまま自社に当てはまる

会社の規模も、仕事の種類も違います。

数字は「目安」として見てください。



まとめ:今日やることは1つだけ



今日やることは、

1つだけです。


今週やっている仕事を、紙に10個書き出す。

30分が目安です。


測るのは、来週からで大丈夫です。


 先行のご案内:AIマーケPC(仮称)を準備しています


ここまでの内容を、

毎月くり返し続けるのは

一人では大変だと感じる方もいるかもしれません。


そこで、

「AIマーケPC(仮称)」の

準備を進めています。


AIを入れたPCで、SNS運用の下書きや、

会社の数字の見える化を、毎月くり返し使える形を

目指しています。


※ 現在は準備中です。

 内容・料金・提供開始時期は

 まだ確定していません。

 問い合わせ数・売上などの

 効果を保証するものではありません。


先行案内をご希望の方は、

【問い合わせ先URL/フォーム:未記入】

からご連絡ください。


この記事について


● 数字は、2026年10月20日に確認できた

 公式ページ・論文の掲載ページに

 基づいています。調査ごとに、

 対象や方法が異なります。

● この記事の方法は、原因を切り分ける

 ための目安です。効果を保証する

 ものではありません。

● この記事を書いた人:

 WEBサイト制作・SNS運用代行を行って

 いる個人事業主です。AIの業務活用は、

 学びながら実践しています。


出典


● 総務省「令和7年版 情報通信白書」

● Brynjolfsson, Li, Raymond "Generative AI at Work"(NBER Working Paper 31161)

● MIT経済学部「Study finds ChatGPT boosts worker productivity for some writing tasks」(2023年7月14日)

● METR(2025年7月10日)

● METR(2026年2月24日)

● パナソニック コネクト 公式ニュースリリース(2026年7月29日)

● 中小機構 J-Net21「岡田研磨株式会社」(2025年7月31日)


注記

各サービスの仕様は変更される可能性があります。

公開作業の直前に公式情報を再確認してください。



免責:本記事は一般的な情報です。

利用中のCMS・契約プラン・テーマ・

プラグイン・サーバー・権限・地域・

業種のルールにより手順は異なります。


画面や仕様は変更される場合があるため

実施時は最新の公式情報を確認してください。


弊社のサービスにつきましては

お気軽にお問合せくださいませ。


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ウェブデザイン・カウ

梶原 穣

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