PHP脆弱性のあと、WordPressかWixか迷ったら。AI連携とセキュリティの見方

2026年10月21日、PHPの開発チームが
重大な脆弱性2件の修正版を公開しました。
「WordPressのままで、大丈夫なのか」
「Wixに変えたほうがいいのか」
「AIも使ってみたい」
そんな迷いを持つ方に向けて
公式ページで確認できたことだけで
整理しました。
2026年10月28日時点の情報です。
筆者は、Wixでの制作が中心です。
そのため、Wixに寄った見方に
なっている可能性があります。
確認できなかったことは
「確認できなかった」と
そのまま書きました。

WordPressをお使いの方が、今日やること
WordPress公式は、10月21日に
PHPをすぐに更新するよう案内しています。
同時に、WordPress本体の更新は
必要とされておらず、予定もされていない
と書いています。
PHPのバージョンは、管理画面の
「ツール」→「サイトヘルス」→
「情報」→「サーバー」で見られます。
修正版は、8.5.12・8.4.27・
8.3.36・8.2.35です。
8.1以前は、公式の修正版がありません。
8.2は、2026年12月31日に
セキュリティサポートが終了する予定です。
10月23日には、PHP公式が
別の告知「Session upload progress」も
出しました。
次の通常リリースまでの対策として
session.upload_progress.enabled=0 が
案内されています。
サーバー会社ごとの対応は
前の記事にまとめました。
「WordPressは危ない」とは言えない理由
今回はPHPの問題でしたが
問題は、PHPだけではありません。
Patchstackの2026年のレポートでは
2025年に新しく見つかった
WordPress関連の脆弱性の約91%が
プラグインでした
(同社サイトの要約と報道による。原本は未確認)。
2026年には、こんな事例もありました。
4月:EssentialPluginの20本以上でバックドア(侵入の裏口)が見つかりました。売却のあとの更新で、仕込まれたとされています。
10月:UpdraftPlusの提供元のサイトに不正アクセスがあり接続キーが対象になりました。一部の顧客サイトに管理者や不審なプラグインが入れられた可能性があります(範囲は不明)。
「更新すれば安全」とは
限らない、という例です。
一方で、「Wixなら安心」とも
言い切れません。
PHPについてのWixの公式な発表は
私が検索した範囲では
見つかりませんでした。
言えるのは、Wixはサーバーを
提供元が管理する形で、
利用者がPHPを更新する仕組みでは
ない、ということです。
筆者は、Wixの弱点も感じています。
ブラウザによって表示が変わり、デザインが崩れることがある
Wix側の進化が早く、ネット上のノウハウが追いつかないことがある
知らない間に、ダッシュボードやサービスが更新されていることがある
どれも筆者の経験で、頻度は
数字では確認していません。
乗り換えを急ぐ前に
今回の問題は、PHPの更新で
対応できるものです。
WordPress公式も、WordPress本体の
更新は不要としています。
そのため、まずはPHPの更新を
優先してください。
乗り換えは、あわてて決めずに
次の点を見てから、考えても遅くありません。
サーバーとプラグインの更新を、続けられる人がいるか
今のプラグインの数と、更新の状況
ページ数や機能など、サイトの規模
乗り換えの手間や費用は
サイトによって大きく変わります。
選ぶときの、4つの質問

CMSの名前ではなく
次の4つで考えると、選びやすくなります。
(筆者の整理です)
1.サーバーのPHPは、誰が更新するか
2.部品(プラグインなど)は、信用でき、数を絞れているか
3.ログインは、守れているか
4.AIに渡す権限は最小限か。公開前に人が見るか
目安です。どれが安全かを
決めるものではありません。
更新の手間を減らしたい:Wixのようなサービス型
自由度や外部のAIとの連携を重視したい:WordPress(PHPの更新とプラグインの管理が必要)
AI連携の現状
Wix
2026年1月21日に、Wixは
「Wix Harmony」を発表しました。
AIエージェントの「Aria」が
ページや画像の生成などを手伝います。
3月2日には、ChatGPTの中で
「@Wix」と入力して、サイトを作れる
アプリも発表されました。
ClaudeやCursorなどから操作できる
「Wix MCPサーバー」もあります。
Wix公式のページにも
「AIは間違えることがある。
結果を確認を」という注意があります。
WordPress
2026年5月20日に、7.0が出ました。
AIモデルへの共通の窓口「AI Client」と
接続を管理する「コネクター」の画面が
入っています。
ただし、本体だけではAIにつながりません。
AIの提供元は、自分で設定します。
Webflow
7月21日の「MCP 2.0」で
権限・ブランチ・操作の記録などが
入りました。
どのCMSでも、AIに権限を渡すほど
間違いがあった時の影響は
大きくなります(筆者の考えです)。
筆者の使い方
筆者は、ClaudeCodeの中にある
独自のブラウザでWixを開いて
使っています。
全ページのチェックができて
モレを無くすことができるので
とても便利だと感じています。
これまでWebサイトを制作してきた立場で
「こういう風にしたい」と
AIと壁打ちをしながら進めるうちに
できることが増えました。
ただし、ログインの入力と
公開ボタンを押すことは
人が行う運用にしています。
まとめ
脆弱性が出たから「WordPressはだめ」でも
「Wixなら絶対に安全」でもありません。
WordPressは、PHPの更新と
プラグインの管理を、誰が行うかが大切です。
AI連携は、権限を絞り、公開前に人が見ます。
筆者は、Wixでの制作を中心に
学びながら実践しています。
気になる点があれば
お問い合わせください。
ウェブデザイン・カウ
出典
PHP公式のニュース一覧(10月28日に確認):https://www.php.net/archive/2026.php
PHPのサポート状況:https://www.php.net/supported-versions.php
WordPress公式「Critical PHP Security Release」(2026年10月21日):https://wordpress.org/news/2026/10/critical-php-security-release/
Patchstack「State of WordPress Security in 2026」(原本は未確認。サイトの要約):https://www.patchstack.com/whitepaper/state-of-wordpress-security-in-2026/
Patchstack「EssentialPluginのサプライチェーン侵害」:https://www.patchstack.com/articles/critical-supply-chain-compromise-on-20-plugins-by-essentialplugin/
TeamUpdraft「セキュリティインシデント(2026年10月)」:https://teamupdraft.com/blog/security-incident-october-2026/
eSEOspace「Shopify・Wix・Squarespaceは影響を受けるか」(10月23日):https://eseospace.com/blog/php2shell-saas-platforms/
Wix Harmony:https://www.wix.com/harmony
Wix「ChatGPTのアプリ」(3月2日):https://www.wix.com/press-room/home/post/wix-launches-app-in-chatgpt-expanding-website-creation-to-one-of-the-world-s-leading-conversational
Wix MCPサーバー:https://www.wix.com/studio/developers/mcp-server
WordPress.com「WordPress 7.0とAIの基盤」:https://wordpress.com/blog/2026/04/08/wordpress-7-0-ai-infrastructure/
Search Engine Journal「WordPress 7.0」:https://www.searchenginejournal.com/wordpress-7-0-launches-with-native-ai-integration/575419/
CMSWire「Webflow MCP 2.0」:https://www.cmswire.com/digital-experience/webflow-mcp-20-brings-governance-to-ai-site-building/





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